フィギュアスケーターと体脂肪


スケート

今回は体脂肪のお話です。

細いイメージのあるフィギュアスケーターには実は「隠れ肥満」が多い。

ノービスクラス以前の子たちは、細くてこの子大丈夫かしら??というのが多いのも事実。

女子は、およそ43キロ、体脂肪率で17%あたりで初潮を迎えるのですが、ここまで到達していない子が多く、高校生になって初潮が来る子もいたりする。

何を食べても太らないから、なんでも食べる。カロリーも栄養もないようなものも。

この習慣が悪循環に陥ることを実感していないのだ。

以下は、中学高校生以上のスケーターの調査結果を交えてお話をすすめます。

フィギュアスケーターの食事に関する調査結果をみてみても、野菜を食べる傾向は一般の人よりは多いのだが、菓子パンを食べる率が一般の方と同じという結果はいただけない。おそらく合間に容易に食べられるものだからだろうが、GI値を見ても、栄養価をみてもありえない。

また、よくリンク周辺などでもお菓子のやり取りをしている光景や、練習後のアイスクリームなどをみかけることもある。

これらがカロリーオフ商品であってもリスクしかそこにはない。

栄養が足りなければ食欲は収まらない。

適切な食事をしていれば食欲はちゃんと収まる。だからおやつを食べても食事ができたりする。

体重しかみていないと陥る罠がそこにはある。

肥満の指標に使われるスケールの一つにBMIというのがある。スケーターの多くはこれだけみると正常範囲であることがおおいのだが、この正常範囲の選手の体脂肪率での調査では、女子スケーターは実に60%が軽度肥満傾向以上になるのだ。この調査のスケールが小さかったのもあるが、別の調査を見てみても、40%以上と結果が出ている。

あいだをとってもスケーターの2人に1人は軽度肥満以上ということです。

あんなに練習しているのに。。。。って思ってしまいますよね。

これと合わせて疲労状況を調べてみると相関していることがわかり、圧倒的に自覚症状としては「ねむい」が多く、80%にも及ぶのである。その次に上がってくる足がだるいというのも食生活調査等を加味したらただただ納得なだけである。

炭水化物や糖類は、血糖のコントロールを乱すから摂取の仕方しだいではねむけもさそうし、炭水化物1gあたり3gの水を抱える性質からしてもむくみやすくはなる。

小学生~中学生は、何を食べても太らないから食べるものにこだわりがない。

中学生~高校生は、カロリーを気にしすぎて栄養には目がいっていない。

 

フィギュアスケーターのママたちが忙しいことも私はよく知っています。

これを完璧にやってくださいと言っているのではありません。

上にも書いたとおり、運動をしているのに菓子パンを食べる率が一般の方と同じというのがおかしいと気がつくことが大事なんです。
さて、ここまで話を進めてきてまとめです。

 

フィギュアスケーターには隠れ肥満が実は多い。

 

裏を返せば筋肉量は意外に少ない。鍛えていないのではなく、そもそも筋肉を作るような材料が食事から摂れていないことと、さらに栄養のないものをとっていてそれが結果として体から栄養素を奪ってしまっていることに気がついていない。これはトレーニングをすれば筋肉から必要な栄養素を奪ってしまう状況なので、筋肉はついていかないどころか、使えなくなります。

そして最大の悩みは気がついていないかもしれないけど・・・・・

隠れ肥満は演技に影響するということ

演技の技術点にも芸術点にも影響するものである。余分な体脂肪の蓄積ではそれこそ音楽に乗った楽な動きや身のこなしができないということなのだ。

よくお笑いで太った方が、ダンスをすること自体をネタにされることもあると思う。それはいわゆる「動けるデブ」であるということをネタにしているのだが、それをみていても「しなやかさ」は感じとれないと思う。どこかぎこちないけど一生懸命に踊っている姿が見ている私たちにとっては「おもしろい」のである。

フィギュアスケーターがそれでは困る。

栄養がパフォーマンスに影響するなんて考えたこともないだろうけど、体はとったものでしか作られないし、それに合わせてしか機能しない。

そのあたりを一度しっかり考えてみて欲しいと思うところなので、記事にしてみました。