9月23日に宝塚市で競技用のトランポリンを体験させてもらうにあたり、
LINE@やFacebookで疑問、質問を受け付けました。
いろいろな方から送ってもらってますます行くのが楽しみになっています。
さて、その質問やコメントから
「ここは理解してもらわないといけないなぁ」ということがありました。
それは、
「トランポリンを使う目的」
が多くの場合あいまいだということ。
トランポリンをすることが
・ただ楽しむ大人のレクリエーションやレジャーレベル
・こどもの素養や姿勢教育に生かしたい
・他競技への応用に使いたい
・トランポリン競技として奥深さを知りたい
これが混ざってしまっている方が多いということ。
「トランポリンでのとび方がバレエやフィギュアには向いていない」
トランポリンにはトランポリンのとび方というのがあります。
競技はそこを極めているわけで、それはそれでトランポリン競技では正解なんです。
高く跳ぶための正しい軸と姿勢が必要です。
でも、それはトランポリンに対しての「正しい姿勢」なんです。
そもそも「正しい姿勢」の定義が難しく、
例えば、ボックスからの着地姿勢においても前ももをできるだけ使わない、股関節をしっかり引いておしりを後ろにもっていく着地姿勢を指導すると
「バレエではこれは正しくない」
という意見をよくされます。
そりゃそうです。そのジャンプ姿勢からの怪我がない姿勢を私は説明しているからです。
バレエで使う使わないではなく、この動作、着地ポジションでの正しい姿勢があるということ。
つまり・・・・正しい姿勢というのは流動的なんです。
一つじゃないんです。
場面ごとに違うから。
そして、その場面ごとに正しい姿勢がとれるかが重要であって、
バレエで使うか使わないかは問題じゃないから。
「変な癖がつく」
という人もいますが、裏を返せば、適応力がないんです。
トランポリンで高く安全に跳ぶ姿勢は、トランポリン競技においては正しい姿勢です。
それを一つ習得したからといって、バレエの姿勢が変わってしまうというようでは適応力不足。
その場面ごとに正しい姿勢がとれることの方が重要なのです。
最初に戻ります。
トランポリンはあくまで道具です。
トランポリン競技を極めるからだの使い方はトランポリン競技にしか向きません。
・こどもの素養に生かしたい
・他競技への応用に使いたい
に使う場合は、クロストレーニングとしての要素をトランポリンに探さないといけないんです。
それに見合うものがなければ、トランポリンは導入しなくていいんです。
こどもの素養、姿勢教育に生かしたいという場合、
トランポリンを私が勧めたのは、
院に来ている子をみると、筋力のある子などは、バランスを崩しても力技で戻せることがあります。
バランス訓練の中のフィードバック方式です。
でも、筋力のない子は、正しい姿勢で跳ばないとどっかいっちゃうんです。
なので、トランポリンにおける正しい姿勢が一つわかるようになります。
大学生以上では厳しいですが、こどもの段階で使うことで背筋力のアップするデーターもあります。
まぁ、そもそも筋力のない子なので、そうなるでしょうが・・・
それに、単純にぴょんぴょん跳ぶって楽しいでしょ?
話も長くなってしまったので、とりあえずこのあたり、少しみなさんにも整理してもらえれば・・・
ということで、台風が迫っていますが、月曜日楽しみにトランポリン行ってきます!
さらなるフィードバックができるように、楽しみながら勉強してきます。