デジタル斜視にご用心


昭和48年生まれの私の記憶では家にプッシュホン回線があったくらいの世の中で成長しました。

でも、令和生まれには、もしかしたら家には固定電話はなく、

個人個人がスマホを持つ時代で成長するのかもしれませんね。

 

院でも、治療のベッドや酸素カプセルにスマホを肌身離さず持っていく方も多く、

待合で待っている子どももスマホやタブレットをみていることが多い。

デジタルツールがある時代にこれをなくそう!という提案は意味がないので、

上手く付き合う提案をしていきたいと思う。

 

今回は、スマホと視力の関係。

ゲームのやりすぎで子どもの視力が落ちるのでは?と心配される親御さんもいると思います。

そのあたりをみてみたいと思います。

 

一つ目は、紙媒体とデジタルデバイスと目の距離。

実は、紙媒体をみるときと、デジタルデバイスをみる時の目との距離って違うの知ってましたか?

紙媒体よりデジタルデバイス、特にスマホなどは、画面が小さいことから近くで見ようとします。

紙媒体は目から30センチでみることが多いのに対して、

デジタルデバイスだと20センチでみるようになるそうです。

この10センチの違い、専門家に聞くと、ピント合わせの負担が1.7倍になるとか。

その影響で視力低下がおこりやすいとのこと。

 

発達段階にある子どもの場合、目も柔軟なために、大人より容易にピントを合わせることが可能です。

長時間見続けることも大人より簡単です。

大人の場合、すでに機能ができあがっているので、がんばってピント合わせをしている感じなのです。

 

子どもの目の柔軟性から、何時間もデバイスの画面を見続けることで

「急性共同性内斜視」

という寄り目の状態になって戻らないという症状の報告が増えてきている。

子どもは負担に感じてない(←ここ大事!)ので、親御さんは時々確認してやることが大事。

 

本当なら、連続使用を辞めてもらうのがもちろんいいのですが、

規制をするかどうかはそれぞれの家庭の問題でもあるので、

こどもなら30分毎にデバイスから視線を外して休憩させることも大事になります。

 

そして、親が気を付けられることとしては、室内の明るさ。

実は、人種によって、目の色が違いますから、同じ光をみても感じ方が異なります。

これが、海外では間接照明が多い理由でもあります。

日本人の場合は、部屋全体が明るくなるような天井に直接とりつけるタイプがオススメ。

 

この記事を読んでいる方は、おそらくバレエやフィギュアスケーターなど運動をしている方も多いと思います。

テニスの関係者のお話だと、最近のこどもは動体視力が落ちていたり、

実際にみえている視野が狭いとのお話をされていました。

スタジオの四隅、リンクの四隅など、顔を動かさずにみるようなビジョントレーニングなどもオススメです。

みえている範囲が狭いとなると、自然と身体や顔を動かしてみるようになってしまうことが

上達の上で妨げになることもあります。

 

私自身もブルーライトを気にしたりもしていますが、

以前にビジョントレーニングの一つとして試した方法で、ピンホールメガネというものがあります。

短時間だし、手軽だし、子どもにも簡単なのでオススメです。

楽天調べていたら、私が知っているものよりかわいいものが出てました。

そして、推薦している先生が私が通院していた眼科の先生でした(笑)

目も鍛えるとパフォーマンスアップにつながりますよ。

 

 

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