フロアバレエを振り返る


5月27日、バックアップセミナーの一つとして、STUDIO MOVEさんをお借りして

フロアバレエを開催しました。

9歳~16歳までの8名で開催でしたが、これがちょうどいい感じの人数でした。

フィギュアスケーターにとっては、バレエは「コーチからも勧められる習った方がいいもの」の一つだと思います。

でも、どのような経験を持つ人にならったらいいのか?

ということ、つまりは誰からならったらいいのかはコーチからは言われることがないので、なんとなくで選んでしまう結果上手くいかないケースがあります。

私の院は、フィギュアスケーターより圧倒的にバレエダンサーの方が多く、さらにはバレエ教師の方も多いのです。

その方たちの声からしても

 

フィギュアスケーターが来ているが何を教えていいのかがわからない。

何を目的に来ているのかがわからない。

 

というのがあります。選手も親御さんも何の目的でバレエを習った方がいいよとコーチから言われたかがわからないからこうなります。

また「表現力を」とか「姿勢を」という感じで習う方もいますが、これもまた上手くいかない。

 

今回、講師に選んだのは、新家直美さん。

私がこの方を選んだ理由はいくつかあります。

・自身がバレエ経験者であること以上に、バレエへの向き合い方がとても真摯

・教えることに貪欲で、否定から入らない

・生徒さんを「人として尊敬している」姿がちゃんとみえる

 

昨今、スポーツ界では監督やコーチの在り方がとわれていますが、

新家さんは、人を教えるうえでのあり方が本当に長けていると思ったので彼女にお声かけをさせていただきました。

 

また、彼女は、多くのスケーターも指導しています。

その上で、スケーターにはどのように説明したらいいのか、バレエはバレエとして、フィギュアはフィギュアとして

どちらの世界も尊重して、その上でスケーターに話すときには選手に寄り添って説明していくことができます。

 

これらが今回のセミナー内では随所にみられました。

例えば、バレエで言うところの「ポールドブラ」

腕のポジションから腕の動きまでを一連でやっていくのですが、バレエではこれにはどんな意味があるのが、

バレエではだめな姿勢も紹介しながら、バレエではダメな理由。

そして、バレエでだめなものはスケートでもだめ。

なぜならスケートだとこのように影響するのから・・・・という感じになります。

とかく「バレエはバレエ」と思いがちですが、バレエでだめなものはフィギュアスケートでもだめ。

それが選手もわかると、講師の話に耳を傾けていくことや、

身体への指摘も素直に聞いて改善しようとしているのがよくわかりました。

また、自分の身体への興味もわくのでしょうね、セミナー後熱心に新家さんに質問する姿などもみられました。

フロア

フロアバレエは、立って動くものではなく、フロアを使って行うものなので、

バレエが初めての選手にとっても、自分の身体の位置がわかりやすくとてもおすすめです。

毎週毎週バレエのレッスンに行くことは時間的にも難しいかもしれませんが、

月に1回だけでも見直すきっかけができればと思い、あえてうちの院で行わず、

スタジオMOVEさんを使わせていただきました。

今回指導をくださった新家さんがMOVEにて月1回フロアバレエを教えています。

 

今回参加できなかった方も、いつからでも参加が可能なクラスですので、

一度体験してみることをおすすめします。

そして何より「誰から習うか」を考えたとき彼女はやはりおすすめです。

6月10日(日) 新家直美フロアバレエ

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