日曜日に京都に行ってました。
恒例の分子栄養学の講座と症例検討会のためです。
この勉強会、およそ半年が1クールで同じ内容を何度も繰り返しながら、さらに新しいところもカバーしながら、そして、もちよったデータをみんなで検討しあいながら勉強していくというスタイルです。
私は3期目になりますが、今はまたデーターの基本的な読み方から再学習。
もちろん初めて参加の方もいますので、どうやってサプリや栄養素を足して行ったらいいかなどを知りたいと考えてこられる方もいます。
同じように、私のもとに栄養相談を受けに来る方は、どんな栄養素が足りないのかを気にされる方もおおいのですが、
講義でも最初に言われていたとおり
「足すことでなく引くことから考える」
というのが実は栄養指導の基本。
例えば、糖質の多い生活をしていればそれだけでビタミンB群の消費は多くなります。
Bが相対的に高いからBを増やすのではなく、糖質を食事から減らすことも大事。
減らすということは制限ではなく、その人の適正値にするということ。
圧倒的な慢性疲労があるなら、消費されるのはビタミンCですが、
ビタミンCを増やすことを考えるのではなく、副腎疲労につながるような例えばストレスの環境を減らすことをまずは考える。
血液検査を通して食事だけでなく、生活を見直すということです。
とにかく気合いをいれて「栄養素を増やすぞ!」っていうのではなく生活全般を見直すのです。
また、栄養指導をするときに、うちでは代謝の仕組みをお話しています。
高校の授業でやることなので、聞いたことがある人は多いのですが、理解していなかった人がほとんど。
ここを自身の血液データと絡めて話すととっても楽しい授業になってしまいます。
中学生以上なら十分理解できますし、小学生の選手なら親御さんにも聞いてもらっています。
どうして甘いものが食べたくなるのか?
どうして、すぐにイライラするのか?
どうして足がむくむのか?
どうして力が発揮できないのか?
どうして傷の治りが遅いのか?
これらは、すべて栄養で説明が可能です。でも、見直すときの最初は、
「足すことでなく、引くことから」
なのです。
先日、バレリーナの卵サポート会に出たときに親御さんからこんな質問がありました。
「〇〇歳の子どもに適正なレッスン量は?」
「○○歳の子どもにこのレッスン量は多いでしょうか?」
といったものです。これは東京の卵の会の時にも出てきた質問でした。
これ、スポーツの世界、特に卓球ではしっかりとガイドラインがあります。
「寝ること、食べることを阻害してまで練習はやらない」
というもの。寝る時間が短くなれば、あっという間に集中力が切れてしまいます。
練習量が増えても、胃の大きさは2倍になってはくれません。
消化するには時間が必要なのです。なので、この2つの時間を確保することが優先で練習量を決めます。
そんなので世界に通用できるの?って思うなかれ、全日本卓球の最近の世界での活躍をみればわかりますよね。
練習量と疲労度合を見るときは、具体的には、アスリートノートの項目にもある「起床時心拍数」が参考になっています。
自分の安静時心拍数を知らない選手も多く、心拍数が疲労の計測だけでなく、持久力の向上をみることにも使えるということまで知らない選手もいます。
栄養指導は、己の状態を知って不要をまずは削ることから
そのために、葵では血液検査やアスリートノートを方法として使っているのです。
強くなるため、上手くなるための手段として上手に使ってほしいものです。
栄養も練習量もその人にとっての「適正量」があるということです。
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