痛みがなかなか抜けない
なんとなく身体の一部に痛みがでる
痛みがでる頻度が多い
これらのやっかいなのは、「痛みはあるけど練習ができる」というところ。
決定的に腫れていたり熱を持っていたりすれば炎症だとわかるけど、
さわっても痛くない。けど、ステップ踏んだ時になんとなく痛い。
ジャンプの着地の時にだけわずかに痛みが気になる。
この「なんとなく痛い」がキーワードになる。
葵では何をやるかというと、まずはそれが整形外科分野からくる痛みかどうかの判別をします。
大方の整形外科的な炎症は、冷却をいれてみれば一度は痛みが引きます。
これで引かない場合や、治療をしてこちらが動きや神経伝達を確認して改善をしたとしても抜けない場合は
ほぼ、整形外科分野の問題ではないのです。
では、何が原因の場合が多いか・・・・
ほぼ間違いなく「栄養の問題」です。
タンパク質の量を増やしたりビタミンを一時的に増やすことで痛みが消えてしまうことはよくあります。
スケート選手は太ることをおそれるあまりに食事量を減らしたり、
カロリーの低いものを食べようとする傾向があります。
たとえ栄養問題があるなぁってわかっていても「食べる量を増やしてね」って言うのには素直に応じてもらえません。
そのために、私が使うのが「栄養素」です。
つまりサプリだったりプロテインだったりします。
これだと受け入れやすいからです。
これで改善するのがわかると、食事のアドバイスもいろいろと聞き入れてもらいやすくなります。
指導はそこからでもいいのです。
葵にはいままでたくさんのスケーターが来ています。
中には、「今シーズンはあきらめてください」というお話をすることもあります。
何年も何年も選手をみているので、この時期に無理をするとどうなるかを見てきているからです。
例外なくベストパフォーマンスが出せなくなります。
私自身の仕事は、そのフィギュアスケーターがベストを出せるときにベストパフォーマンスができるようにする。
ということです。
ベストを出せる時期が、そのシーズンのどこかということだけではなく、
その選手の年齢にも関係します。つまり選手人生のどこがピークかということでもあります。
ノービスで頑張って体を壊してジュニアもシニアもパッとしないままだった・・・という風になりたくないですよね?
できない時期はしっかりあきらめて、しっかり別の事に取り組む。
こういうメリハリはとっても大事なのです。
さて、このメリハリをしっかりした結果、よく表れる現象というのがあります。それは・・・
「身長が伸びる」
というものです。幾度となくこれに遭遇しています。
そりゃそうですよね、けがを治すことやスケートを滑ることにエネルギーも栄養も使われていれば伸びる身長だって伸びませんから。
そしてこの現象はどうやら宮原知子選手にも起きたようで記事になっていました。
一度目を通してみてくださいね→ Number web
痛みもとれて本来の成長ができるのが一番なのです。
なんとなくなくの痛みはほっておかないことが大事なのです。
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