手足がバタバタ


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木曜日は、フィギュア、バレエなど審美系スポーツのブログとなります。

今回は、先日あったフィギュアスケートの邦和杯で思ったことです。

この大会、私は第1回から観に行っているので、選手の成長というのが非常によくわかります。

今回注目したのは

「選手の手足のバタバタ具合」

です。

こんな現象みたことないでしょうか?

ノービスで最高のパフォーマンスを発揮していた選手が、ジュニアに上がった時にパフォーマンスが伸びなくて悩んでいるように見える。

逆に、ノービスではフィギュアスケーターとしてはどうかな?という印象の選手が、ジュニアシニアにあがるにつれてぐんぐんよくなっている。

これらは、こどもの成長段階ではよくあることなんです。

身長が伸びてくると、パフォーマンス力がアップするどころか、上手く自分の身体をコントロールできない、

パフォーマンス力がさがって、みているとバタバタした感じがする。

この状態を「クラムジー」というのですが、まさにこれが大会で見受けられます。

ちなみに「クラムジー」という言葉は最近しりました(笑)

現象は知っていても、適当な日本語がないんですよね。

 

自分の思うような動きを、スケーティングの時はできても、ちょっと複雑なステップやジャンプになるととたんにイメージした動きができない。

曲の途中から心が折れ、戦意喪失していくのが見えてしまうときがあります。

選手のからだの成長をみてきている私としては、

身体的な特徴などから、「クラムジーなんだなぁ」ということがある程度判断できます。

特に、男子は顕著ですし、女子でも手足の長い選手はこれがよくわかります。

最近見つけたデーターでは面白いことに、男子の方が、身体のサイズに対する腕の長さは女子より長いことがわかりました。

また、フィギュアスケーターは、この現象が他のスポーツに比べてわかりやすいんです。

クラムジーがわかりやすい下肢の動きは、それをさらに妨げる、スケート靴の重さが入りますし、

上肢は、振り付けがありますから・・・・・・手足のバタバタが伝わりやすい。とっても酷なスポーツですよね。

 

でも、動けない理由の一つが「クラムジー」だとしたら、対策も立てやすいと思います。

だって、そこにとらわれる必要がなくなりますから。

選手を、また大会を長くみているとこういうこともみえてくる。

これが、私自身がフィギュアスケーターを見るうえでの強みになっていると感じられるのです。

クラムジーかどうか・・・・その見分け方の一つになるのもアスリートノートでもあります。

これの付け方やポイントは、著書でもかいてありますので、参考にしてみてくださいね。

 

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