前回は競技デビューが遅くても強くなれるというお話をしました。
そのためには・・・・・
遅い年齢から入ってきた選手でそのまま残っていける選手の一つの要件は
どれだけスケートを始める以前に、さまざまな運動体験をしたか、身体をうごかしてきたか、
もっと単純にいうと、 走り回ったり、跳んだり、けったり、投げたりしてきたか
ということが大きく作用するのです。
スキルの獲得はどれだけスケートを長くやってきたか?ではないということです。
こんなお話をしました。
今のスポーツ教室はどんな種目も小さいころからその競技特有の動きを身に着けることをよしとしていますし、
それを売りにされているところが多いです。
いわゆる「スポーツスキル」を身に着けることに躍起になっていることがありますし、「基礎を教える」とうたっているところもあります。
でも、その「スポーツスキル」や「基礎」とは、あくまでそのスポーツ特有のものでしかない場合がほとんど。
おそらくこれは、スポーツの現場で起こっている混在した認識なんだと思うのです。
何が混在しているかというと 「テクニック」 と 「スキル」 の混在。
ちょうどこれを書く直前にみた、ビジネスセミナーの動画でも同じこと言っていたのにはびっくりしましたが。
スポーツもビジネスも同じということ。
「テクニック」はあくまで身体の外にあるもので習えばできるもの。ビジネスでいえば「やり方」という感じですよね。
一方「スキル」は自分の中にあるものです。ビジネスでいえば「対応力」という感じかな。
スポーツ教室なら、スポーツの基礎と言われる「テクニック」を学んで、それを自分のもの「スキル」にしていくという流ですね。
実はこれをやるとどうなるかというと、前回話した内容のように「氷が押せない」ということの解決策が見つけられないことになってしまうのです。
氷を押せるようになる基礎を学んでいてもそれはあくまで“やり方”だから。
でもそのやり方に結びつく能力がないと答えが見つからないままになるのです。
自分の身体を思うように動かせる能力がそこにはないから。
もっというと「身体感覚」がないということです。
なので、本来、何かしらのスポーツ教室を開催するときにそこで必要なのは
【身体感覚を磨くこと】
であって、スポーツの基礎を学ぶことではないんですよ。
とにかく、いろいろな身体の操作性を体験することが大事。
走ること、跳ぶこと、投げること、捕まえること、回ること・・・・・・・そんないろいろなことを体験することの方がスポーツスキルを育てることになるのです。
でも、それってどこでやっているの?ってなりますよね。
それをやっているのがドリスポ愛知なんです。そう!今回のバックアップセミナーの名古屋を担当してくださる岡田さんが主宰の教室なんですよ。
ドリスポ愛知は本当にいろいろな取り組みをしています。
ドリスポ愛知でいろいろな運動体験をしているお子さんが当院でもいますが、競技以外の動きでどんどん身体を動かすことをうまくなっていて本当に楽しそうです。もちろん競技にも役立っています。
本来の取り組みはこちらが正解。
でも、まずは、迷える保護者や指導者、トレーナーの力になってもらうために、今年はあえての保護者へのセミナーとなりました。それが・・・・
「ドリームサポーターになろう」
なんです。毎回、このセミナーのあとは、岡田君がみなさんの悩み相談会になってしまいます(笑)
そして、ドリスポ愛知もやっていて、すべての発達発育に役立つ座学と動きをセットにして勉強できるセミナーが
「コアキッズ体操」
です。こちらは認定資格が同時にとれます。
当院に生徒を連れてこられるバレエ教室の方でも取り入れている方は多くいらっしゃいます。
こちらは、フィギュアだけでなくどんな種目の方も受講が可能ですが、JCCAが主催になっているので、申込み先が別になってしまいます。
岡田さんのセミナー気になりましたか??
ぜひ会場でお会いできるのを楽しみにしていますよ。