医療者サイドの腕立て伏せ


Dancers Life Supportの愛さんのブログでピックアップされた“腕立て伏せ”

バレエ学校のセラピストさんの目線から書かれたものでした。実におもしろい。

そこにのっかったのが、札幌の森脇トレーナー。

動作解析のプロであるトレーナー目線からかかれた記事。これもおもしろい。

こうやっていろいろな方のお話を聞けるのは、とても勉強になる。

そしてこうなってくると書かないわけにいかないね。

実は、すでに当院でやっている腕立てに関しては、月刊Training Journalの2014年9月号にて紹介させていただいています。

最近、私自身の記事が見開き1ページに載ったことをあげFacebookで驚きのリーチ数をだしましたが、こちらはなんと6ページにわたり載っています(笑)

葵接骨院で提供している腕立て伏せは、プリントとして準備されているのは2種類です。

この腕立て伏せは【3点腕立て】というもので、関節潤滑の獲得が目的となっています。

目的となっている“関節潤滑の獲得”というのは、一言でいうと “頭から送った指令通りに体を動かせるようになる”

関節潤滑はもちろん関節の可動域を獲得できることもありますが、どちらかというと動けるその先をみています。

以前にも載せたことがありますが、一般に行われる肩のストレッチ。

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これをやる前に握力計を使って測ってもらったところ33キロあったのですが、このストレッチのあとは25キロまで下がってしまいました。

つまり、一生懸命握力計を握っていても、指令がちゃんとその筋肉にまで伝わらなくなっているんです。

“わかっているけど動けない” という現象でもあります。

これはスポーツの現場ではよくあること。

これが脚なら??きっと踏ん張れなくなりますよね?

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その後スタッフには、3点腕立てをやってもらいました。

この関節潤滑が達成されていないとき、神経伝達も下がっていますから筋力の出力ももちろん下がります。

そしてなにより “空間認識” も甘くなりますから、手の位置や体の位置など各パーツのポジショニングが甘くなります。

つまりトレーニング中に、

そもそもそのトレーニングに必要な姿勢をホールドすることはできない

という何とも言えない矛盾がある。

うちのスタッフがやったように、ストレッチの前に腕立てやって、ストレッチやって同じ腕立てをもう一度やってみてください。

きっと思うように腕立ての姿勢すら保持できないでしょうから。

 

潤滑にも組み立てがあるということ。

もっと怖いのはスケーターのジャンプなら “高さ認識” が甘くなります。

その結果跳べないどころか、着地のタイミングがわからなくなります。

その先にあるのが、けがだということです。

 

葵接骨院の強みとしているのは、

トレーニング提供しているトレーナーが考えたことをやったあと

神経伝達は落ちてないのか?

ということを治療家の私がチェックしてすぐにトレーナーにフィードバックできること。

 

この神経伝達の組み立てをまず治療で行っています。

治すのはアライメントだけでなく、アライメントに伴う神経伝達です。

 

治療家目線の腕立て伏せのまとめ

・腕立てのフォームの選択は目的による選択が大事

いつだって目標設定は大事。どうなりたいのか?可動域を獲得したいのか? 筋力をつけたいのか? 早く動けるようにしたいのか? 美しいポジションを獲得したいのか?などなど

 

・トレーニングには組み立てがある

コアキッズなどでもお見せしていますが、できない種目があるとき、その前段階の動きに問題があることが多い。そこを飛ばしてやっても効果は薄い。腕立てをやる以前の問題があることも多い。

・組み立てる前に、他力で治療などが必要な部位は取り除いておかないといけない

効果的かどうかは、効果に必要な環境がそろっていないとだめ。自力で改善できることと、治療家やトレーナーのような他力が必要な部分の見極めが目標達成への最短ルート。現状を知ることから始まるのです。

 

・・・・・・・・・・・というような感じであおいラボでみなさんのお越しをお待ちしております。

あおいラボ(赤)

 

そしてストレッチの組み立てをみせているのがオルガ先生のクラスです。

柔軟クラス