葵では、たくさんの10代の選手やバレエの生徒さんを診ています。
問診をとると週5日のレッスンや貸切があったりします。
何を目指しているのか?という目標を聞いてみると
【大会で表彰台に乗りたい】
【オリンピックにでたい】
とか、バレエであるなら
【プロになりたい】
【留学したい】
など様々。そして、多くの場合はご両親などの助けが大きくかかわっている。
朝練への送り迎えだけでなく、当院への通院に関してもそう。
中にはトレーニングに一人で遠方からくる子どもたちもいる。
その反面、ご両親がお子さんを気にして連れてくるということもしばしば。
人間ですから、気分が乗らないときもあります。
でも、連れてこられた感、満載な選手や生徒さんもいらっしゃいます。
もし、本人が掲げた目標が “本人が心底思っている” のであるのなら、
しっかり治そうとか、しっかり動けるようになろう
という少々前のめりな感情が行動に現れるはず。
実際、当院は遠方からの通院されている方もいますし、
大会後にこれではいけない!と思って、自主的にリハビリやトレーニングに来てくれるようになっている方もいる。
以前、本家のHPのブログに“選手の朝練 大人の朝活”というお話を書いた。
人間の行動ってどのようにおきているかというお話なので、今一度目を通してもらえるといい。
もし、みなさんが掲げる目標が潜在意識からしっかりそう思えているのであるなら
必ず行動はそれに伴うものが起こるもの。
連れてこられた感満載な選手に対してもこちらもいろいろアプローチはかけてみる。
好きで続けていることは確かなので、やっぱり上手くなってほしいから。
でも、究極は
レッスンもリハビリも通院も、本人がやりたくなければやらなければいい
と思っています。それはこれらすべては
【贅沢】
でしかないから。
テニスのジョコビッチは著書で、母国が内戦のさなかでテニスを練習するという環境自体がなかなか持てなかったことも書いている。
リハビリだって通院だって本人が痛いといった時に連れてきてくれる人がいる
通院に際してのお金を払ってくれる人が誰かしらいるからなせること。
好きでもできない、それを考えると習い事にまつわることってどれもこれも【贅沢】なのです。
だから、やらされているとかやりたくないならどれもやらなくていいと厳しいかもしれないけど思っている。
【贅沢】の定義というのは人それぞれだと思う。
実際、以前、「勉強はやりたくなりなら辞めればいい。勉強は贅沢だから」と東進ハイスクールの林先生が言ったことがネットでも話題になった。
私は、うちにくる選手や生徒さんに“贅沢なことをやっている”と思ってほしいとは思ってはいない。
自分自身が10代だったころを振り返ってみても、そんなに立派におけいこ事に取り組んでいたわけではないし、そのことを棚にあげて選手に「その環境は贅沢なんだ」ということを伝えても説得力はないわけです。
でも、だからこそ・・・・せめて自分がいる場所には感謝はしてほしいなぁって思う。
そして、本当に自分がやりたいと思っているか?は、どこかで自分自身に確認してもらいたい。
ラボの診察がそのきっかけになればそれはそれでうれしいのです。
みなさんをラボでお待ちしています。
フィギュアスケートのための柔軟クラスも毎週土曜日開催しています。
最近は、スケーター以外にもバレエやバトン、新体操などの方も入ってきていて
いろいろな競技での体の使い方の違いをみられるいい機会でもありますし、
交流もでてきています。
柔軟クラスの基準はあくまでフィギュアスケーター向けになっています。