運動音痴は遺伝しない


葵接骨院では、多くのスポーツ選手をみます。

親がやってきたことのないスポーツをこどもがやっている場合もよくあります。

とくにフィギュアスケートはそうです。その中で感じていることがあります。

 

【運動音痴は遺伝しない】

 

ということです。最近では、3歳の頃までに脳の神経細胞がふえていくので、この時期に様々な動きを覚えるとその後、その動きをすんなりとできるようになるということがわかっています。

 

以前ベビービクスのクラスを行ったとき、少しの刺激で寝返りがうてるようになったり、ずりばいができるようになったりする赤ちゃんが続出ですしたのをみていましたし、それがトレーナーや医療関係の方ならすでに知られた情報だと思っています。

 

また、フィギュアスケートという全国に3500人ほどしかいない競技をみている私は、スケートを一切滑れない親の子供でもジャンプやターン、大会にまででられるレベルにまでなることをみているので、いわゆる親の運動神経なんて遺伝しないことは当たり前だと思っていました。

 

でも、治療に【一発逆転な治療】があるかのごとく、都市伝説的に【運動音痴は遺伝する】と思われているところがまだまだ世の中には存在します。

 

この都市伝説ごときがまかり通っている理由として【スポーツ遺伝子ビジネス】が実際にあるからです。

私が以前でみたものはたしか中国での遺伝子検査でしたが、オーストラリアでもそれがあるそうです。

 

遺伝子というとなんだか最先端のように思えるけど、【事件は会議室でおこっているんじゃない!!】ではないけど、日々の診療こそが受け止めるべき真実のように私は思えますし、遺伝子で分かることは非常に限定的なことです。

 

では何が運動音痴を決定づけるかというと【環境】です。

 

たくさん動ける環境にあれば、体は自然と発育していきます。たくさんハイハイしている子は股関節もしっかりできてきます。

 

診療上みていてわかるのは、股関節の動きが悪い子供は多くの場合、走るのは遅いです。

 

たくさん動き回る環境があったり、素晴らしい指導者がいたりです。

 

葵接骨院で用意している環境としては、まずは【動ける体があるのかないのか】をみて、【動ける身体がなければそれを獲得して】【動き方の指導をする】ということをやっています。

 

野球であれば、手投げになっているのは、手投げしかできない身体なのかどうかをまず判断して、治すところがあれば治して、次に投げる動作に必要な動きを体に覚えさせるというトレーニングの指導をします。

 

ベースの指導があって、その上に競技性や個人の特性の動きを積み上げます。

 

最近はみているといきなり【競技】や【個人の動き】にフォーカスしている感じがあります。

 

この辺は栄養学と一緒です。

身体を作る、身体を整える栄養素をまず全員がとること、その上でお肌のためとか、怪我の治療のために、妊娠に向かうための必要な栄養をさらに増やし てやる、パーソナラズしたサプリメントをとるということ。ベースがないのにパーソナライズされたサプリだけいれてもなんの役にもたちません。

 

地味トレといわれるのがこのベースの部分です。

 

【うちの子供の運動音痴はパパ譲り、ママ譲り】なんて言っているママやパパはまずはそんな免罪符ではなく、環境を作ってあげてください。

 

そうすれば子供の上手になりたい気持ちを後押しできると思いますよ。

 

パパやママのせいにするのはどちらにとっても親にとっても子供にとっても夢をあきらめることにつながり不幸なことです。

 

もう一度いいます。

【運動音痴は遺伝しません】こどもたちの行動に三行半を付ける前に、可能性をちゃんと信じて伸ばせるサポートをしてあげてください。

 

葵接骨院では個人の動きの状態をチェックしながらすすめるパーソナルトレーニングや、

みんなで助け合いながら柔軟性をつけていく柔軟クラスもありますよ。

詳しくはトレーニングのページをチェックです!

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