実はこの記事2年前に書いたもので以前のブログにも載せていたもののリライトです。
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比較的治療院では【足底筋膜炎(そくていきんまくえん)】という呼び名のほうがなじみがあるのですが、
最近は【足底腱膜炎(そくていけんまくえん)】という表記も増えているようですので、今回はこちらに統一します。
相当ひっぱってます(笑) その1は→ 足底筋膜炎その1 その2は → 足底腱膜炎その2
実は足底腱膜炎と、肉離れを起こすとかアキレス腱が痛いとか踵のあたりが痛いというのはすべて同じ原因から起きています。
あとはちょっとした要素が加わって、アキレス腱なのか、踵なのかとか、時間経過でも変わるというところです。
このタイプの人たちに共通するのが
「非荷重」
というものです。 荷重を上手にかけられていない、なんらかの理由でかけられなくなってしまっているパターンがあります。
原因としては
圧倒的な歩行不足
です。そういうと日頃歩いています!と反論されること多々。
でもね、その歩いているは「トータルで8000歩いている」とか「仕事で歩いている」とかってものがほとんど。
そんなの歩いているうちに入らないから、結果として足裏の痛みになってるわけです。
要は、「質」の違いです。
それ自体は、骨盤の動きでも確認ができますし、私自身もここを診断の基準にしています。
非荷重状態のときには、必ずといっていいほど、腸骨の動きがわずかですが前方回転が優位になってしまいます。
その結果、おしり、太ももの裏側、ひざ裏、ふくらはぎと次々に 体の後ろ側にある筋腱を上へとひっぱることになります。
そして・・・・・・・・・・この話は、過去記事の「肉離れはこうしておこるんです」でお話しているのですが、こちらもまたいずれ再アップしたいと思います。
読んでいただいたと仮定して(笑)
最終的にアキレス腱をひっぱり、その結果アキレス腱のついている踵の骨を引っ張るので、踵の骨からついている足裏の筋腱、
つまり足底腱膜がひっぱられて炎症が起こるのです。
そうなると、治療は、非荷重状態になって緩まっている骨盤の関節の動きをもとに戻れるように誘導してやって、
そのいい状態をキープするように患者さんに
「しっかりと歩いてもらうだけ!」
なんです。
歩かないから悪化する、痛いから歩かない!では、治らないのです。
また、足の形状や神経的な異常から答えを導こうとするパターンもあるのですが、
これもまた「現象」だけなんです。時間や要因が重なった結果おきているものなのでそこを追わないほうがいいというより、
もっとシンプルに考えていって、それをとった結果、残ったものはそれはそれで処置すればいいのではないか?というのが私の考えです。
だからうちでは、禁断とされているアイシングもつかいます。みなさんあたためをすすめたりはするけどね。
あくまで使うのは冷却。それも足底とは限らない。
この理由に関してはまた別の機会にお話をしたいと思います。
足底腱膜炎に関しては保険診療では対応が不可能なため、水曜日と、土曜日午後のあおいラボでの対応となります