足の裏の痛み 足底腱膜炎編 その2


比較的治療院では【足底筋膜炎(そくていきんまくえん)】という呼び名のほうがなじみがあるのですが、

最近は【足底腱膜炎(そくていけんまくえん)】という表記も増えているようですので、今回はこちらに統一します。

 

さて、昨日は足底腱膜炎にまつわる「真っ赤なウソ」をお話しました。→ 足底腱膜炎その1

 

そもそも、足裏の筋膜、腱膜がひっぱられるってどういうこと??

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もっとも簡単な感じの絵をさがしてみました(笑)

 

簡単にいうと踵から、指の根元までつながっている筋腱がひっぱられた結果炎症が起きる状態です。

 

痛みの好発部位は踵の骨についている部分と土踏まずのあたり。

 

 

そして、踵の骨のところのひっぱりが「長引くと」ここに骨棘(こつきょく)という骨のとげができてきてさらに痛みが増します。

imagesS11XB6TBレントゲンでみるとこんな感じです。

赤い矢印の先にちょっとした「とげ」ができているのがわかりますよね?

 

 

 

 

 

痛みができるのも、骨棘ができるのも「足底腱膜がひっぱられた結果」なのです。

なので、現象にたいして固くなった筋をゆるめてやることも、そこだけ炎症をとるように冷却などをするのも「対症療法」でしかありません。

 

つまり「どういう機序や原因でひっぱられたのか?」を解決するのが先なのです。

 

そして、この話はまた明日にひっぱります(笑)