フィギュアスケーターの適正体脂肪率とは?その3


昨日のコラムからの続きになります。

「体脂肪は?たとえば・・・・・」 のその後の条件はまだ続きます。

「成熟という観点からは・・・・・」

臨月を向かえて生まれてきた赤ちゃんは体脂肪の多くをこの時点で身体にもって生まれてきます。またその体脂肪は人の成長にも必要になってきます。

体脂肪は一般的には、幼年期から思春期にかけては減少をしていきます。その後、女性であれば思春期をむかえてからまるみをおびるように増えていきます。男性も同じように体脂肪がふえていきます。女子の場合は、とくに体重の増加においての脂肪の割合は多い傾向になりますが、男子の場合は通常は筋肉量が増えていきます。女性の体脂肪の自然な増加というのは、女性が成熟していくという本質的な部分において重要になるものです。

 

「健康面においては・・・・」

体脂肪にも多くの重要な役割があるのです。少なすぎる体脂肪もまた問題になります。脂肪は、トレーニングにおいても勉強するにしても、テレビをみるにしても、睡眠時間においても体がつかうエネルギーを蓄えて置く場所になっているのです。

皮膚の下にある脂肪層は絶縁帯のようなもので、それがあることで体温の維持を助けてもくれます。脂肪は大事な身体の器官を取り囲み、衝撃から守ることもしています。脂肪があることで神経伝達も可能になり、すべての細胞の生命線にもなっているです。

 

その他・・・・・・

以下の項目に当てはまる場合は、スポーツ選手として体脂肪が低すぎる可能性を含んでいます。

*慢性的にカロリー制限をしている。

*筋力や持久力の低下やもしくは増加が見られない

*すぐに気分が悪くなる

*十分な睡眠をとっているのに疲れが抜けない感じがする

*ほかの人より寒さに弱い。

*生理がこなくなる。または不定期。

 

さて、3日にわたってフィギュアスケーターの適正体脂肪率とは?と話をすすめてきましたがここで結論です。

スポーツ選手の適正体脂肪率はいくつなの?これに対する答えの一覧などないのです。

選手にとって重要なのは「パフォーマンス」であって、脂肪の「パーセンテージ」ではないのです。

どのくらいの体脂肪率が適正かは、選手自身が自分の身体と向き合って、正しいとおもうとところに持っていくべきなのです。

 

こういう結果でさえ、日本のサイトでの発信が見つけられなかったのが残念でなりません。あるのかもしれませんが、アンテナにひっかかってこないということは、発信力が弱いということでもありますから・・・・。

とにもかくにも、スポーツ選手は競技をやるにあたっては常に自分の身体と対話を一般の方以上にしないといけないということです。