【登校支援のための栄養治療】というセミナーに行ってきました。
これは私が3期にわたって勉強している
分子栄養学の講師である
小池先生が名古屋に来るという超レアなセミナーです。
最近のマイブームが「発達発育」というか、
小学生以下の相談が圧倒的に増えているためにここのインプットが
どんどん進んでいる状態なんです。そしてはまってます(笑)
不登校というのは、
「30日以上欠席」している場合をいい、
がんばって登校してるけど、ほぼ寝てる子や
保健室にいる子はカウントされません。
不登校を成長期から考えてみます。
身長が伸びる時期にとっても必要になる栄養素があります。
それは「亜鉛」。
骨の成長にも必要ですし、エネルギーを生み出すときにも必要になります。
小中学生と言えばたくさん動き回るイメージですから、やっぱりエネルギーが必要なのはなんとなくわかると思います。
チェック項目で言うと、血液検査の「ALP」という数字が亜鉛不足を知らせてくれます。
血液データがなくても、
亜鉛が不足すると、相対的に銅過剰にもなるので、
「イライラ」した感じになります。
ただでさえ不機嫌に輪がかかる感じだからまわりはたまらない。
さらに、亜鉛が少ないと血糖値スパイクも出やすい。
成長期で亜鉛がただでさえ必要量が多いのに、
不十分だと、血糖コントロールまでできなくなってしまう。
どんな状態かはたとえてみようと思う。
ちょっとだけ、休日のこどもの様子を浮かべてほしい。
場所は遊園地。
こどもにとったらテンションマックスですよね。
特別の日ですから、いつもは許されないアイスクリームやソフトクリームにも手が伸ばせます。
血糖値もあがりますから、ますますテンションあげられます。
そんなところからズドン!と血糖値がさがると途端に不機嫌になります。
夕方くらいのこどもですよね。
不機嫌になって自分でも歩くのいや!
「そっちじゃない!」ってのもはじまり・・・・
親の提案なんて聞いてもらえない。
そのうち疲れ果てて、死んだように動かなくなった子を抱えて
父や母は家路につく。
休日のこどものテンションは血糖値グラフとほぼ一緒。
で、次の日とかにちょっと体調崩して、ぐったりしたり吐き気を覚えたり・・・・
遊園地じゃなくても、遠足のあとにそうなったり、発表会のあとにそうなったりって子はいるはず。
これ、すべて血糖値と関係しています。
しいては亜鉛不足が認められるのです。
エネルギーがたくさん必要なときに十分なエネルギーを作り出せないと、
朝はおきられない
朝ごはんは食べられない
不安が強い
だるい
おなかが痛い
につながるのです。
これを根性論で起こして、学校に行かせても満足なのは親の方。
親がやるべきことは・・・まずは血糖コントロールを穏やかにしてやること。
どうするかというと
まずは、3食の食事以外、特に午後にエネルギー切れを防ぐためにも
ちょこちょことスープをとらせてやるといい。
おだしがポイント!
味噌汁やボーンブロス(とりだし)なんかを上手につかってやること。
30年のロングセラーといわれる丸鶏だしは、分子栄養をやっている先生方はみな勧めますね。
こういうのを上手につかってやるといい。
プラスして糖質をいれるのがいいので、具材で根菜をいれてみたり葛をつかってみるのもいい。
起きられないこどもには起きられない理由がある。
でも、解決策はあるのでぜひ実践してみてほしいのです。
そして、健康になるのが目的にはくれぐれもならないように!
健康になってやりたいことって何かなぁ?って考えてもらいたいですもんね。
これってうちの院の方針と同じです。
そんなことを再認識する講座でした。
最近は、なるべくみなさんが解決できるようなアイテムも紹介しています。
今回の丸鶏だしもリンク先にどういう商品かがかいてあったり、レビューも役に立ちますからぜひリンク先までとんで見てみてくださいね。
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