順天堂大学で受けたセミナーの続き。
今回は睡眠について。
睡眠には「量と質」があります。
まずは、量。
日本人は先進国の中では最も睡眠時間が短いと言われているそうです。
その中でも特に都市部に住んでいる人は短い傾向が強いらしく、平均でも6時間を切る。
アメリカ人の場合は必要な睡眠時間は、こどもでも7時間くらいになっているが、日本の子どもたちはこのくらい寝られていないらしい。
アスリートノートをみても7時間睡眠できている選手は確かに少ない。
ここで、みんなどれくらい寝られてないのかなぁっておもって、先日、私のLINE@でアンケートをしてみたのですが、
「土曜日の夜から配信がされる日曜日の朝までに7時間以上寝た方はスタンプください!」
に帰ってきたのはたった1割でした。もう少し返信があるかとおもったけど、それでも7時間睡眠ってなかなかできていないのが実情なのだと思います。
世の中には遺伝的に、ショートスリーパーと言われる方は存在するのですが、ほとんどの人は寝不足が続くとそれが慢性化してさらには自覚がなくなってしまうそうですよ。
慣れっておそろしいですね!
不足分を補う形で、通勤電車での眠気や、休日の寝だめに走るケースが多い。よく見るし、よく耳にしますよね。
そして、睡眠不足になると肥満にもつながるという。
これは、摂食を司るレプチンが睡眠不足により機能低下をおこすことで、食欲を抑えらなくなり、高カロリー食品に走りやすくなるから。
たしかに、寝不足の時に妙な食欲がわくときがあったのですが、謎が解けました。
ここまでが睡眠の量に関して。
睡眠の質というのも大事。
睡眠の質には光や室温なども大きく影響するのですが、今回は、順天堂でのセミナーです。
女子アスリートの睡眠にも着目してありました。
一般的に女性の方が男性に比べて自分の睡眠の質が悪いと主張するそうですが、客観的データ・・・つまり脳波などをはかると男性の方が悪かったりする。
女性の主観的な睡眠の質の低下が月経とも関係するのか?というテーマでも調査をしたそうで、月経異常がなくても女性の睡眠はどのようになるのかはとっても興味深かったので、食い入るように聞いてしまいました。
で・・・・・結果は?というと
正常月経でも調べてみると、主観的な睡眠の質は、瞬時では無理なので脳波検査を使っているそうですが、
月経1日目から睡眠の質の低下がでて、入眠までが少し時間がかかるようになり、
月経2日目では睡眠の量が減る
ことがわかった。
これは睡眠にも性差があるということ。非常に興味深いですね。
さて、最後に質問をしてきました。
布団に入ってから実際寝られるまで、あっという間という選手がいるのですが、これは病気が隠れているケースというのはあるのですか?
答えは・・・・
病気が隠れているケースはほとんどなくて、睡眠不足症候群が圧倒的に多いとのこと。
5分以内に寝られる人は「過眠」扱いらしいですよ。
寝る子は育つ・・・・パフォーマンスもあげやすいので、選手はしっかり寝ましょうね。
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