足元から見直そう


フィギュアスケーターの相談で多いのが体幹の問題

・ジャンプの時にしめられない

・おなかが抜ける

といったものです。そのために体幹トレーニングを希望される方も多いのですが、

見直すべきは、必ずしも体幹とは限らないのです。

以前にも紹介しましたが、スケーターの障害で多いのが足部の変形です。

・外脛骨

・外反母趾

・内反小指

・アーチのつぶれ

これらがあるとゆくゆくは・・・・

甲が痛い

といったことにつながります。そのあとは、膝がちょっと・・・股関節がちょっと・・・・というかんじ。

フィギュアスケーターの多くが、靴の中でごまかしたままでの足の使い方をします。

100名以上のフィギュアスケーターの来院があるので、フィギュアスケーター特有の痛みの傾向はよくわかります。

足指は軽視されがちですが、

足指、足の強さは、フリーレッグの美しさにも関わるし、一蹴りの強さにも影響します。

氷が押せてないのもこれが理由の一つにあったりします。

 

さて、以下の項目でいくつあてはまりますか?

 

・外反母趾が少しでもある

・小指の爪が上を向いていない

・立った時に足の指が曲がっている

・立った時に甲にある筋肉が筋張って見える

・親指や人差し指の爪が少し丸くなってきている

・内側のアーチがつぶれている

・あしゆびじゃんけんでパーをやると2-3-4の指が横に開かず上にあがってしまう。

 

このうちどれか一つでもあれば改善の余地はあります。

足指や足の使い方がしっかりできていれば、無駄な力を使わずに体を動かすことができたりします。

これがクリアできていないためにベストパフォーマンスにつながりづらい選手はたくさんいます。

たとえば、着氷時にどのように降りるかが靴のなかで変わるからです。

たかが足ゆび、されどあしゆびです。

 

体幹の相談にきて、うちで足指チェックをしっかりする場合はよくあります。

足指チェックシート

写真はチェックシートです。(わざとぼかしてあります)

みえない足元だからこそ、使い方を直すだけでその上にある体は変わります。

体幹の注意をされるから体幹トレーニングでなく、「連動性」というのを少し考えてやると

動きやすくなったり力が入りやすくなりますね。

からだは“繋がり”でできているのです。

今年最初のブログでは、足元を見直すことと、身体のつながりを意識することを提案させてもらいました。

 

体幹が弱い・・・でラボを受診してもいいものかと思われる方もいますが、

そういう方にこそラボを用意しているのです。

治療院で見落とされがちなものを提供できるからです。

 

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