フィギュアスケートシーズンも真っ只中。
ブロック大会からはじまり、全日本までの道のり以外にも、
大学生はインカレ、高校生はインハイ、中学生は全中・・・・・
さらにはトップ選手なら、グランプリシリーズ。
葵を頼ってくれた選手たちも100名を越えいろいろなところで活躍しています。
今シーズン、チームあおいからは、西日本、東日本ブロックへと駒を進めた選手が20名以上いました。
年々増えてはいるものの、下は下で小学校1年生のかわいいスケーターも診ていたりします。
ここ数年の傾向で多いなぁと思うのが、
【疲労骨折】
近年増えている「疲労骨折」に関しては、私なりの回答はすでにでているのですが、
選手へ反映されてさらにクラブチームでも反映されるにはまだ時間がかかると思っています。
でも、「スケート靴は誰でもはけてしまう」というのが最大の原因かもしれない。
以前にもお伝えてしていますが、フィギュアスケートの靴は体重の5%を超えるととたんに体への負担が増して傷害が増えてきます。
軽量化されていますが、あの重さの靴を履くこと、またそれを履いて身体を操作するにあたって
「スケート靴を履きこなせる体」「強い足」
がない子どもが多いのです。
まともに立てない、歩けないのにスケート靴は履く。
幼少期はいろいろな運動をすることをおすすめしていますが、もちろんフィギュアスケートは幼少期から始めた方がジャンプに対する恐怖心が少ないので、始める年齢にもある程度の限界があることは事実。
ただ、そことは別にスケート靴を履いて滑れるだけの体も足もないといくつから始めてもけがに悩みます。
まっすぐ立てない子
足指さわっても何指か全くわからない子
グーパーもまともにできない子
できないことをあげだすときりがないですが、できていればいいのはたった一つ
「フィギュアで必要な立ち方の基本ができているかどうか」
これに大変役に立つのが、佐藤愛さんが書かれている「バレエの立ち方できていますか?」という本。
フィギュアスケーターにバレエをおすすめするのは、何も表現力をつけてもらうためだけではない。
とってもわかりやすく書かれているので、フィギュアスケーターにも一読してほしい。
これからのチームあおいは、このあたりからもう一度見つめ直していかないとなぁと感じてます。
うちもスケーター向けに書こうかな~
それまでは、すでに出ている私の書籍「フィギュアスケーターの治療室から」も引き続きよろしくお願いします。