選手はお肌もみられています


先日、「診療内科に行く前に食事を変えなさい」という本を読んでいました。

途中のコラムで著者の方が、

あるフィギュアスケート選手の怪我がなかなか治らず、ジャンプも転倒してばかりの絶不調の時期、テレビでアップになった顔をみて、私はきがつきました。

あごにはニキビ、肌は黒ずんでガサガサ。ひと目で鉄不足とわかる状態です。肌荒れも鉄やタンパク質、亜鉛やビタミンAなどの不足でコラーゲン合成や肌細胞の分化がうまくいっていない証拠ですから、当然怪我の回復も遅れてしまうのです。

それが、最近になって調子が上向きになってきました。演技中の表情をみると、目に力があり、肌はつるつるで張りがあり、ニキビも改善。その状態がジャンプやスピンにも表れていました。聞くところによると、スポーツ専門の管理栄養士のもとで、食生活の改善を実践したそうです。食べることの効果が、しっかり試合の好成績へと結びついていました。

と書かれていました。

最近では地方大会でもマスコミが来ますからね。

女子選手はうかうかしてられないですね、写真やテレビカメラは画質がどんどんよくなっています。

いまでは、写真から指紋がわかるくらいですから。

私の院では、選手の食事調査をいままでも行ってきています。

どの選手もそもそも「量」が足りません。

食事を「カロリー」で考えること自体、私はあまり賛成しないのですが、カロリーを指標にしても一人として足りていた選手はいません。

量がないということは、同時に栄養素は足りないことを意味します。

その結果が、著者の方がかかれたことにつながります。

特に肌はわかりやすいですからね。

そしてもっと困るのはパフォーマンスがおちることではないでしょうか?

食事調査に平行して、今は血液検査をお願いすることがあります。

元気いっぱいであってほしい10代ですでに栄養素不足がみえてきます。

圧倒的に選手として足りないのはタンパク質ですが、これにさらに足りないのが鉄とビタミンです。

女子選手の場合、お肌となるとコラーゲンと思いがちですが、コラーゲンをとっても直接お肌に届くわけでもなく、ましてや食べた次の日に肌がプルプルになることもありません。

もちろんパフォーマンスもあがりません。

まずは、肌の構成要素でもあり、筋肉のもとでもあるタンパク質は絶対的に必要ですよ。

さらには、今、自分が上手く行ってない原因は意外に栄養だということもよくあること。

見直すきっかけにしてもらえればという想いから、選手にはアスリートダイアリーをお渡ししています。

まずは、自分がどんな風に食事をしているのかを把握してください

もしそのうえで助けが必要であれば、お気軽にお問い合わせください。

食事指導は、ネットでのやりとりでも可能なので。有料ですが・・・。

でも、まずは、身体もチェックしてほしいので、ラボでの診察はやっぱりおすすめです。

あおいラボ(赤)