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2016年8月末現在、葵接骨院では92名のフィギュアスケーターが来院しています。
私自身もフィギュアスケートにかかわって10年以上がたちました。
その間に採点方法がかわったり、禁止事項が変わったりと常にフィギュアスケートも変化しています。
その変化には「難易度があがる」というものもあり、それにともなっての怪我のリスクもやはり大きくなっています。
そんな中、私自身が危惧していることに選手の「頭部外傷」「脳震盪」があります。
スポーツ競技における脳震盪の割合は、けっしてフィギュアスケートでは多くありません。
氷上で言えばアイスホッケーは脳震盪を起こした競技の10%を占めるという報告がでていますので、フィギュアスケートはそれ以下ということでしょう。
ソチオリンピックでもわかるように、日本のフィギュア界はシングルメインから、ペアやダンスにも力を入れてきています。
特にペアになるとアクロバティックなリフトもありますから、常に頭部の怪我は気にしておかないといけません。
そんなこともあり、いつもお世話にになっているチームあおいの頼れるドクターの井戸田先生と先日お話しする機会があり、
頭部外傷についてのアドバイスをいただきました。
仁先生はラグビーチームのドクターでもありますから、ラグビー界での脳震盪などへの頭部外傷の対応についてお話をしてくださいました。
すべてを書くと長くなるので要点だけになりますが、
まずは、ラグビー協会のHIA資料を勉強することが大事。でもこれもなかなか大変。とにかく命にもかかわる問題だから。
とのこと。
またHIA取得ドクターがいることや、スポーツドクターとそうでないドクターとの関係や両者の目が必要なこと。
そのうえで、どのように選手に対してアドバイス(診療をうけていくか)など。
非常に勉強になったのと同時にフィギュアスケートでもこういう取組は必要だなぁと感じました。
末端にいる私たちには情報が伝わっていないだけなのかもしれませんが、それは選手や親御さんとて一緒のこと。
こういう末端にまで伝わるシステムもまた必要。
しいてはみんなで選手を育てる環境につながる。
・・・・・・というわけで、ラグビー協会のHIAに対する取り組みを今回は紹介しておきたいと思います。
あーこの2日間のHIA講習会にもぐりこみたい気分です。
早くフィギュアスケートもこういう風にならないかなぁ。。。。。。。まだまだ他競技から学ぶことあるようです。