内側アーチがない選手が多い


フィギュアスケート選手を日頃みていると本当に足の問題というのは多い。

どうしてもあのほそーーーーーーーーーーーーーいスケート靴の中に足を毎日いれるのですから

障害がおきないわけがない。

でも、葵接骨院では似たような感じでバレエダンサーさんをみています。

彼女たちもほそーーーーーーいトウシューズを履いてやっているわけです。

でも、スケーターの足とバレエの方の足では全然違います。

とにかく、スケーターの足は機能していない足が多い。

これはインソール入れる以前の問題として解決しないといけない。

足のチェックにはいくつか評価基準がありますが、まずは自分の足をチェックしてもらう方法として今回は足の内側アーチをみてみます。

いわゆる土踏まずというところです。

実は、扁平足っぽくみえる足というのもありますが、これは以前、足立先生が書かれているのでそちらを参考に

足立先生のブログ記事「扁平足に悩む前に」

まぁ、心配しなくてもスケーターでこれをみたことはありません。

では、内側のアーチが「ある」の基準はあったほうがいいですよね?

これ、よく研究では「舟状骨高」で表したりします。

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ちょっと学術的になってしまうのと、簡易的な感じがしないので、とっつきにくいですよね。

・・・・というわけで、簡単な方法としてはこちらはどうでしょうか??

舟状骨1

 

右足の模型でみてみると、赤で囲ったのが舟状骨という骨です。

内側アーチの一番上にくる骨と思ってもらえるといいです。

次にうちくるぶしの下と親指の母指球といわれるあたりの一番アーチに近いあたり、

(正確にいうと、第1中足骨頭のアーチより、地面に接している部分)

この2点を結びます。

舟状骨2

 

このとき、舟状骨の一番下がこのライン上にあるのが理想のアーチと言われています。

あくまで簡易的なものとして参考になるのでは?

では、実際の足でチェック。

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この方のアーチ、まぁみるからに内側アーチはあまりないですけど(笑)

さらに2点をざっくり結んでみたところやぱり舟状骨はラインの下にありました。

ということでこの方の足の内側のアーチは不十分だと考えられます。

これはあくまで内側のアーチがあるかないか、扁平足なのかどうかという評価でしかありません。

こうなっている理由をやはりさぐって、そこからアプローチをしていかないとだめなんですが

うちくるぶしも、親指の付け根も外から触れば骨がわかりますし、

舟状骨もだいたいの位置でそとから触ればわかりますので、ぜひやってみて、自分のからだがどうかみてみてくださいね。

 

そして、あーこんなの以前勉強したなぁと思ってしまったトレーナーさんや治療家さん。

私も最近これを復習したばかり。

どこで? こちらでどうぞ → 動きの匠シリーズ 1ミリの動作エラーの評価、修正を行う「運動機能障害症候群」勉強会

 

ラボでこういった機能評価やってます。

ラボ2