リズムトレーニング編


フィギュアスケートバックアップセミナーの前半。

2コマ目は寺沢直樹さんが担当のリズムトレーニングでした。

寺沢さんは第1回からかかわってくださっている講師で、

風貌からは想像できないようなギャップがセミナー内からいろいろ見つけられ

終わるときには間違いなく寺沢さんのファンになってしまうのです。

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水井さん同様に、「イメージ」というものを膨らませることをしますが、

寺沢さんの場合は、イメージとのギャップを体験させるというまた違った方法をとってみたり、

何かをする際に、自分のつまづきのパターンをリズムとりから実感できるようになったり、

その改善策のヒントが個々で得られたりと、驚きや発見が随所に盛り込まれています。

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随所に寺沢さんが実際に動いてみせてくださるのですが、

これがまたかっこよくて、選手も親御さんも見入ってしまうのは言うまでもないのですが・・・・

それを遮るあるものが出現したのです。

それが・・・・・窓の外を飛ぶ鳥(笑)

ビルの屋上に鳥が羽をやすめてとまっているのですが、

その鳥が急降下するときに会場となったスタジオの窓をサーーーーーーっとかすめていく。

ちょっとした想定外な事件でもありましたが、それがまた選手と寺沢さんの話題の掛け合いになったりで

距離感もぐっと縮まってよかったかなぁと。

 

一人ひとりの小さなできるの積み重ねを体験してもらったのですが、

実はここにちょっとした仕掛けがされていて、

一人ひとりの積み重ねが最後にはびっくり体験になる。

それがこの動画です。

こんな掛け合いができてしまうという。なんとも素敵なセミナーでした。

こうして、小さな積み重ねがこんな掛け合いになっていくのですが、

寺沢さんのセミナーでは毎回お話されること、今回もありました。

それは

「命を犠牲にしてまで身に着けるテクニックなんてないよ」

ということ。

ダンサーさんは特に「痛いこと」を勲章のように自慢するということが多いらしく、

まだまだ自分でケアすることや、痛みを生まないで踊れるということを勉強していないのを

いつも実感している。

テーピングをいつも貼って舞台にでることが勲章になるというのは間違い。

身体を壊して得た3回転ジャンプを自慢して車いすの生活をするってのはやはりおかしいわけで。

でも、夢中になっているときはそれに気が付かない。

自分がみてきた教え子にはそういう体験をさせたくないとお話していました。

セミナー内でやった動きは特別難しいというものではないが、

この動きで上手く動けなかった原因が痛みによるものだったり、

自分の努力とは何か違うなぁという身体の問題があるかもしれないから

そういうことにちゃんと気が付いてくださいねとのメッセージがありました。

 

魅せるというテーマのリズムトレーニング。

その中には、健康でなくては魅せられないというメッセージもちゃんと込められていました。

 

さて、バックアップセミナーの後半は7月30日(土)になります。

申込みは開始されていますので、ぜひご参加ください。

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