選手の食事アドバイスを行っていると時々おもしろいことがおきます。
それは
ご当地ならではのメニューがあがること。
私自身、出身が名古屋ではないので、
冷やし中華にマヨネーズがのっていること
これはありえないことでした。
選手には、食べたもの、飲んだものすべてを写メして送ってもらうと
みそかつ
シロノワール
とかがでてくると名古屋っぽいなぁって思うのですが、
これが最近ワールドワイドになってきていまして・・・
状況を説明すると、現在、海外にいる方を4名ほどフォローしています。
国によっても、地域によっても食文化は違うわけで・・・・
ちょっと前なら
「コブサラダってなに?」
「ミューズリーってなに?」
最近だと
「クスクスサラダ」??
お肉も
「Tボーンステーキ」
くらいなら想像はつくけど
「バッファローの肉」
とかはもう想像つきません(笑)
そのたびにネットを駆使して調べてみたりします。
でも、そんなふうに思っている私も、すっかり名古屋人。
私の中の名古屋の「煮込みうどん」はすっかり
【味噌煮込みうどん】
となっています。
ちなみに・・・・・【味噌煮込みうどん】おすすめポイントは、
その1 すこしかための麺が噛むことを必要とする!
うどんはのどごしの良さでツルツルって食べがちなものですが、味噌煮込みうどんは少し固めにゆでてあることが多いので、食べごたえもしっかりあり、噛むことで唾液がしっかりでて胃腸の負担を減らしてくれます。
その2 具材でいろいろな栄養がとれる。
定番の具材は鶏肉、生卵、ネギ、しいたけ、かまぼこ、天ぷらか油揚げといったところでしょうか?鶏肉はわずかでもタンパク質がとれますしね。グラフでみてみるとなかなかのバランスなんです。 画像をクリックしてみてください。
その3 低カロリーであること。
およそ570キロカロリーで、これは親御さんにはいいのですが・・・・
成長期の選手の場合は、12~17歳のフィギュアスケーターであれば女子では一日で2500キロカロリーは欲しいところ。
味噌煮込みうどんを提供するお店ではこれに御飯がついたりするのでもう少し炭水化物を+する形になると思います。
おうちならさらに、ここに高野豆腐とかお野菜の煮たものをたしたりするといいのではないでしょうか?
選手の食事調査をしながら
なにこれ?
を楽しんでいます。
きっとまだまだ口にしたことがない食べ物をたくさん調べることになると思います。
外食の機会でそれを口にすることも私の楽しみでもあります。
食べることってやっぱり楽しいことです。
どうしても減量が絡んでくると、殺伐としがちですし、
中学高校くらいの選手が極端に「ダイエット」のために食事をコントロールするわけも見えてきます。
この年代は、いろいろ自分の思うように物事が進まない中で
唯一自分の支配下における、コントロールできるのが、食事だという結びつきがある。
でも、それはとても危険であること。
食事を通してその子の悩みにも触れることになるのでいつも気が引き締まる思いです。
そして、一生懸命に食事を考えて作ってくださるママたち(パパのところもあります)に
無償の愛情を感じられずにはいられませんね。
ちなみに、ママたちは成長期のおこさんと同じ食事とると間違いなく太りますので気を付けてくださいね!
食事アドバイスは基本的にはあおいラボにて行っております。