ジュニア選手をみているとよく聞かれるのが
「まだ身長が伸びますかね?」
ということ。
実は、最終身長というのは、予測可能になってきています。それもかなりいい確率で。
女子も男子も身長の伸び率のピーク時から6年ほどしか身長は伸びません。
どこがピークなのかは、成長曲線などを使ってみるとわかりやすいと思います。
毎年記録しておくといいですね。自分でつける成長曲線表を紹介しておきます。
男子の成長曲線表は ⇒ こちらから
女子の成長曲線表は ⇒ こちらから
成長曲線は結構正確性を求められるんですよね。生まれてから「○歳○ヶ月○日」って感じで、体重や身長もできるだけ細かくつける。
えーい!そんなの面倒だ!って方は・・・・・
アプリあります(笑)
デスクトップ型のアプリですとファイザー製薬が出してますね。⇒ こちらから
これ以外のアプリもあるはずなので、探してみてくださいね。
ただ、女子の場合はもう少しわかりやすい。
初経(初潮)が合図になるので。
女子は身長の伸び率がピークになると、初経がくるからです。
生理は、エストロゲンの影響を大きくうけるのですが、脂肪細胞がないとこのエストロゲンはできません。
そして、このエストロゲンは、骨の成長に関係する「骨端線」という骨が成長する部分を閉じる役割をもつホルモンでもあるのです。
身長は骨端線が閉じてとまっていきます。
これにさらに「骨年齢」をあわせてやるとより正確になりますね。
骨年齢は左手のレントゲンでみます。
(女性アスリート指導者のためのハンドブックより)
成長曲線と、この骨年齢にどの程度の差があるかで、
年相応か、若干遅れているのかがわかるのです。
同一年齢では、女子は男子より骨の成長が早く、骨年齢も進んでいます。
ユースの大会では、年齢詐称を防ぐために用いることもあるのが骨年齢です。
・・・・・ほらあるでしょ・・・・戸籍のない国って・・・・こいつほんとに高校生?とか(笑)
もっと簡易的な方法で言うと昔から使われているTargetHeight法だと
女子は (父の身長 + 母の身長 - 13)÷2 で、
男子は (父の身長 + 母の身長 + 13 )÷2
って超大雑把な方法もありますけどね。でもこれはかなりあてにならない。
成長曲線は、低身長や思春期早発症の診断に利用されているものです。
参考にしてみてくださいね。
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葵接骨院では、フィギュアスケート選手向けのメニューをご用意しています。
練習中のけが(ひねった、ぶつけた、こけた等による痛みなど)→ 保険診療へ
氷が押せない、姿勢が良くないなどの長期にわたる痛み、原因のわからない痛みや違和感 → あおいラボ
上記、およびこれ以外の詳細に関してもいろいろ記載されていますので、
ぜひ、自分の足りないものを探してみてくださいね。